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2020年雪覇国家公園運営ニュース

雪霸国家公園は台湾中北部の雪山山脈に位置する、高山型の国立公園です。重要な生物種や属を包括し、人々に登山レクリエーションや環境の解説レクチャー、エコツーリズム体験を行う場所を提供しています。
2020年の生態保護に関しては、資源調査と棲息地観測等7項目の委託処理計画が完了したほか、自然保護のシリーズ講座を計3回開催ました。タイワンマスの保護作業では最高の成果を上げ、2020年度の調査でサケ属の数量が史上最高の1万2,587尾という記録を打ち出し、希少な「国宝魚」の絶滅の危機が回避できました。
解説・教育に関しては、12種類の解説PR関連品をリリースし、テーマ活動や、学校と社会環境レクチャー授業を計664回開催しました。山の安全環境とサービスの向上に関しては、七卡山荘と雪山登山口サービスステーションのリノベーション工事と武陵四秀ルートの標識システムの改善工事を完了させ、登山生態教室シリーズ講座を3回開催しました。また、行政院の山林開放政策に基づき、「降雪期サービス期間」を引き続き実践し、山岳愛好家の登山の安全確保に努めました。
運営管理に関しては、各機関と密接に連絡を取り合い、原住民族との共管会議を計5回開催し、「雪霸国家公園計画(第三回全面的見直し)案」および「雪霸国家公園園区山川史蹟の伝統名称(タイヤル族)の文化意匠調査計画案」を成立させました。
2021年は、タイワンマスの生育記録のある渓流への放流を継続し、生息空間の拡大を図ります。また、三六九山荘の建設工事、瓢箪および油婆蘭の避難山小屋建設工事を引き続き進め、登山安全教育および環境レクチャー体験活動の推進拡大を図ります。