大霸群峰は、「世紀の奇峰」の大霸尖山の賜物です。諸峰登山の中でも最も人気が高く、人の心を動かす登山ルートとなりました。連休時の九九山荘の熱気あふれる光景は、大霸尖山の魅力と人気の程度を証明しています。 大霸群峰は、雪山群の北部に位置し、雪山山脈の尾根が布秀蘭山から分かれて伸びた大脈です。このそびえたつ山脊が大霸尖山の軸となり、それぞれ東、北、西の3面に向かって長短様々な4本の稜が伸びています。東側は、峻険な断崖絶壁で、五座連峰の東霸尖山稜線です。西側は、険しくそそり立ち、孤峰絶岸の小霸尖山の短いルートです。北側は2本に分かれていて、北に綿々と伸びている馬洋山支脈は、幅園塔克金渓と薩克亜金渓の間に散布し、新竹県尖石郷の主要な山地となっており、鎮西堡、新光、泰崗等のタイヤル族を育んでいます。北西に伸び、西に曲がって伸びているのが伊沢山支脈で、大霸群山のメインの山脈です。5kmもの距離で曲がりくねった3,000m級の高嶺を持ち、含まれる名峰には、加利山(標高3,112m) 、耶巴奧山(標高3,192m) 、伊沢山(標高3,297m)と中霸尖山(標高3,392m)等があります。大霸群峰の登山ルートはそのまま諸峰に繋がって大霸奇峰の岩基下に到達でき、すぐに聖なる山に近づけます。 大霸尖山は、1927年に最初の登頂者が足跡を残してから、常に登山者が思慕し続け、夢にまで見るほどの神聖な山岳です。特に、大鹿林道馬達拉渓登山口から登るショートカットルートが開かれてからは、「聖地巡礼」を望むさらに数多くの登山チームが訪れています。一般的なコースの場合、4日間での往復が最も妥当な計画です。
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